呼吸性洞性不整脈 メカニズム 発生機序

呼吸性洞性不整脈の発生機序(メカニズム)について

スポンサーリンク

 呼吸性洞性不整脈という言葉を聞いた事はありますか。
不整脈というと怖いイメージがあるかもしれません。
しかし発生機序(メカニズム)を知ってみると、誰にでも起こる症状だという事が判ります。
呼吸性洞性不整脈とは、脈拍の速さが呼吸によって速くなったり遅くなったりするもので、若い人によく見られる症状です。
心拍は主に自律神経系に制御されています。
交感神経は脈を早めて、迷走神経は制御する役割を担っています。
これらが内臓の状態を脳に伝達します。
息を吸った時には脈拍の間隔は短くなり、心拍は上がります。
この時は交感神経優位になっていて、呼吸中枢や肺伸展受容器により、迷走神経は抑制されている状態です。
逆に息を吐いた時は短くなり、心拍は下がります。
この時は迷走神経が興奮している状態です。
スポーツ時や緊張した時、アルコール摂取などによっても脈拍は速くなります。
これらが呼吸性洞性不整脈の発生機序(メカニズム)です。
普通に起こる症状なので、治療の必要はほぼありません。

スポンサーリンク

 

また洞性不整脈の症状には、洞性頻脈と洞性徐脈があります。
洞性頻脈は脈が規則的だが速くなる場合で、洞性徐脈は脈が規則的だが遅くなる場合です。
どちらも洞房結節に問題があると言われています。
洞性徐脈は日常的にスポーツをしている方に現れやすい症状です。
脈拍が40以下になると病気の可能性があります。
大半の方は心配要りませんが、他にも心不全や甲状腺機能亢進症に伴って起きる場合がありますので、一度精密検査を受ける事も考えましょう。
加齢によってもおきてくる不整脈は50代以降の男性に多く見られます。
生活習慣を見直し予防しましょう。
食べ過ぎは勿論の事、お肉や脂っこいもの、塩分、食品添加物なども原因になりますので気を付けましょう。

スポンサーリンク

記事の内容は気に入っていただけましたでしょうか?

もしも当記事を読んで気に入って頂けましたら、
ソーシャルメディアボタンで共有して頂けますと非常に嬉しいです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ページ

洞性不整脈とは、その原因・症状と治療法
不整脈の原因と症状と対策法についてあれこれです。
健康診断における心電図で洞性不整脈の波形について説明します
不整脈の原因と症状と対策法についてあれこれです。
洞性不整脈の心電図波形で右軸偏位
不整脈の原因と症状と対策法についてあれこれです。
洞性不整脈の原因はストレスなのか
不整脈の原因と症状と対策法についてあれこれです。
洞性不整脈の定義や種類のメカニズム
不整脈の原因と症状と対策法についてあれこれです。
洞性不整脈とスポーツ心臓について
不整脈の原因と症状と対策法についてあれこれです。
小児に多い洞性不整脈の原因と治療
不整脈の原因と症状と対策法についてあれこれです。